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2020-04

| 2015.04.20 - Mon  |  馬と弓と |

はじまりは何てことのないこと。
制作中の作品のために、流鏑馬の資料を集めていました。
あるサイトで紹介されていた写真があまりにも美しくて
馬術と弓術を融合させたこの伝統文化に一気に惹き込まれ
自分のメモのためにもと、Facebookにそのサイトをシェアした記事を書いたのです。

その翌朝。
浅草で友人を待っていたら、記事に大学時代からの友人がコメントをくれました。
「多分、今日鎌倉の八幡様でやってるよ」

…なんだってーー!!!

何というタイミング!!!

これはもう、「行きなさい」ということに違いない!!

待ち合わせ場所に着いて早々「鎌倉行かない?!」
という唐突にも程がある誘いも面白がって同意してくれた友人。(ありがとう!!)

友人がガラス工房でのリューター体験を予約してくれていたので
まずはそちらへ行ってから(それはまた次の記事でご紹介します)
いざ、鎌倉!!

予想通りすごい人ではあったけれど
木々の間から、人の頭の上から、何とか見ることが叶いました。
それに何より
馬が駆け、ひづめが土を蹴る音、地に響く感触、
馬のたてがみや手綱、射手の袖がたなびく様、
矢が風を切る音、的が射抜かれ「パン!」と空気を断つような音。
的がよく見えなくても「パン!」と音が響けば
「おおーっ!!」と感嘆のざわめきが起こる。
そういう〝場〟を肌で感じられたことが何よりも嬉しくて。

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駆け終え戻る、馬と射手

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〈友人撮影〉 射手は深く頭を下げてゆきます。

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〈友人撮影〉 馬にも射手の所作にも個々の色があるような。

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馬上からの弓引きのあとは

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〈友人撮影〉 舞殿に場を移し、神事へ。

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舞殿を大勢の観光客が取り囲み撮影していましたが
本殿側の中央に立ち入ると神社の方に
「真ん中は空けて下さい」と声をかけられていました。
鳥居も、真ん中は神様の通り道。
そういうこと、なのかな。
そういう心を感じられる場、いいな。

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もののふ達の背中。

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ふっと一息、の雰囲気。

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ああ、本当に来られてよかった。
満ち足りた、ということばがぴったりの一日でした。

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ちなみに馬場はこんな感じ。
140間(約254m)の長さがあるそうです。

| 2015.02.02 - Mon  |  /8000000 |

本日、【第18回岡本太郎現代芸術賞】の授賞式&レセプションが開催されました。

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気持ちいい空。

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昨年までは事前に受賞者を通知されての授賞式だったそうですが
今年から授賞式当日の発表、
そして会場はなんと、岡本太郎美術館のすぐ近くに建つ科学館のプラネタリウム!!

宇宙に浮ぶ星々、惑星、そして地球。
ぐんぐん地球に寄って、日本に寄って、生田緑地へ。
BGMはまさかのロック。
オープニングから攻めた雰囲気はさすがTARO賞。

まずは
672点の応募の中から選ばれた27点の作品と作者の写真が順番に
プラネタリウムいっぱいに投影されます。
自分の満面の笑顔が映し出されるのは気恥ずかしかったですが
作品の写真が映し出された時は、プラネタリウムの中が真っ青に染まって
思わず「わ!」と感激してしまいました。

次いで、審査員から受賞者(太郎賞、敏子賞、特別賞)の発表。

結果を言ってしまうと
受賞はなりませんでした。

ただ、その後美術館に移動してのレセプションでは嬉しいおことばを沢山頂きました。

「ぼくは一番好きなんですけどねえ。
 真ん中に立つと、頭がぽわ〜っと暖かくなるんですよ。
 パワースポット作りました?!」
なんて言って下さった学芸員さんがいらっしゃったり

「私はね、岡本太郎さんの賞だからって奇をてらったのは好きじゃないの。
 あなたの作品は、自然と向き合って受け取った大きさや優しさを感じたの!」
と投票して下さった品のある奥様がいらっしゃったり

「すごくいいんだよ!
 でも、TARO賞に出すにはきれいすぎた、pure artすぎたんだね…」
と言って下さる方がいらっしゃったり

「プラネタリウムに作品が映った時、青がすごくきれいでしたね!!」
と言ってくれた作家さんがいたり…

TARO賞や審査員の求めるものには沿わなかったのかもしれませんが
自分の表現したかったものが誰かに伝わったことはたしかで
何よりこの場所で2ヶ月展示出来て
他の素敵な作家さん達とも出会えて
沢山の人に作品を観てもらえるということが
本当に本当に有り難いことだと思います。

展示はいよいよ明日、2月3日(火)から。
詳細はこちら

http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html

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こんな作品がお待ちしています!

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シャチと戯れてみたり

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シャチに乗ろうとしてみたり

そんなこともできちゃいます。
(おちゃめな2人は設営作業を手伝ってくれた友人達。本当にありがとう!!!)

ちなみに
2月3日(火)〜3月22日(日)には来館者による人気投票、
そして展示会期中の土日には出品作家によるギャラリートークが行われます。
私のギャラリートーク担当日は4月5日(日)となっています。

2ヶ月という長い会期となりますので
一度と言わず何度でも
人混みにちょっと疲れたら
大きな自然に会いに来て下さい!

| 2015.01.25 - Sun  |  風と水と空のはなし |

ご報告です。

月刊アフタヌーンの主催する漫画新人賞
【四季賞2014年冬のコンテスト】にて準入選を頂きました!

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2015年1月24日発売の「アフタヌーン2015年3月号」に
受賞者発表と受賞コメントが掲載されています。

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(クリックすると拡大します)

何やらこそばゆいです…!!

漫画を初めてひとつの作品として仕上げたのは、大学生の時。
編集者の竹熊健太郎さんを講師にお招きした「漫画文化論」という人気の講義がありました。
貴重な資料を観せて頂きながら、漫画とアニメーションの歴史を学ぶ…
というもので、授業の内容もとても興味深かったのですが
更に面白いのが最後に出る課題。
なんとレポートではなく「漫画」を提出せねばならないのです!美大ならでは!!

その時完成させたのが、「風の族」という16ページの作品でした。
(「族」は「うから」と読みます)

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風を見たい男の子と、同級生の女の子のはなし。

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『風の名前』(高橋 順子・著/小学館)という本の中にある
〝風の族〟について書かれたことばからイメージを膨らませた物語でした。

日頃絵を描く時、頭の中にはいつも映像があって、様々な角度や瞬間からスケッチをしてみて
その中から一枚の絵を切り出しています。
そんな自分にとって、映画のフィルムのように時間の流れを描く漫画という表現は
どうやら想像以上にしっくりと馴染むものだったようです。

その後4ページの作品をひとつ描いたあと数年、漫画という表現から離れていたものの
ぼんやりと「また漫画描いてみたいなあ」と思っていたのですが
友人達からの強い勧めもあって、今回の応募作品「drop」を完成させました。
「drop」はカナダにいた時訪ねたある島での経験が元になっています。
はからずも、また風が、そして水が、空が関わる物語。

初めての応募で身に余るコメントを頂き、
新たな世界につながる素晴らしい出会いの機会も得、
本当に幸せ者だなあと思います。

〝景色がいつもと違って見える〟
そんな作品、作ってゆきたいです。

| 2015.01.06 - Tue  |  The birthday of the great detective |

名探偵の代名詞
といっても過言ではないであろうシャーロック・ホームズ。

アーサー・コナン・ドイルの生み出したこの探偵の物語を
研究する人は世界中にいらっしゃいますが
その研究によれば、ホームズの誕生日は今日、1月6日なのだそうです。

ちなみにワトソンと出会ったのは、ホームズが27歳の時だとか。

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ワトソンとハドソン夫人のサプライズ。

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現代版ならこんな感じかな?

100年経っても世界中の人を魅了し続けるホームズ。
きっと幾度1月6日を迎えても、その魅力は色褪せないのだろうな。

Happy Birthday, Holmes!

| 2015.01.05 - Mon  |  秋の姫 |

「四季」をテーマにした前回の展示に(12/10の記事
間に合わなかった、私の「秋」。

年をまたいでしまいましたが…
遂に完成!!

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「霜月 - 龍田姫 -」

龍田姫とは、秋を司る女神。
秋の季語にもなっています。
平城京の西にある竜田山を神格化したものとされています。
(五行説では、西は秋の方角とされているため)
対となる佐保姫という神様もいて、こちらは春を司ります。
同じように平城京の東にあたる佐保山を神格化したものなのだとか。

竜田山の見事な紅葉を染め上げるのは龍田姫
佐保山にかかる薄霞を織り上げるのは佐保姫
…と、これだけで絵になるような歌を詠まれてきたお二方

昨年、目も覚めるような秋の色をあちこちで目にし
ずっと描いてみたかった龍田姫を、自分なりに絵にしてみました。

紅葉の季節、山はてっぺんからあっという間に染まってゆく。
龍田姫が山頂からさあっと舞い降りて
木の葉を染めてゆく、のかもしれません。

4seasons.jpg

私の四季。

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プロフィール

Asuka

Author:Asuka
絵描き。

三重生まれ東京育ち
↓沖縄(那覇→伊江島)
↓カナダ
↓イギリス
↓東京
さて、次は…

たくさんのものに出会って、自分の中に生まれる景色を、形にしてゆきます。

http://asukaishii.com

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