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2020-04

| 2016.02.08 - Mon  |  あちらとこちらをつなぐ人のはなし  |

あれは2014年の夏の終わり。
イギリスに行けることが決まり、日本にいる間にやれることをやっておこうと思う、と言った私に
友人たちが強く勧めてくれたのが「漫画」でした。
大学のアニメーションの先生曰く
「絵を描く人には、イメージが平面で浮かぶ人と、映像で浮かぶ人の2パターンいる」
そうで、私は後者。映像的な漫画はしっくりくる表現だったのかもしれません。
漫画のコンテストに応募するということは初めてでしたが、
光栄なことに準入選を頂くことができました。
そんなことがあったのが、ちょうど1年前(の、記事がこちら)。
イギリスに渡り、やっと仕上がった新しい作品「あめつちのうた」が
この度【アフタヌーン四季賞 2015年冬のコンテスト】にて四季賞を頂きました!!
(グランプリが四季大賞、次点が審査員特別賞と四季賞になります)
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今回は上位3名に入ることができたため、作品自体も誌面に載せて頂けることとなりました。
2015年2月5日発売の「good!アフタヌーン2016年3号」に掲載されています。
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物語は、平安初期に実在した小野篁(おののたかむら)という人のお話です。
百人一首にも歌が残る、歌人で学者、当代に並ぶものがないと言われた程の書の達人。
身の丈188cmもあったとか
夜は六道珍皇寺の井戸から地獄に降りて、閻魔大王の補佐をしていたとか
遣唐使の副使に選ばれるも「船が壊れているから交換してくれ」という大使に怒って乗船拒否、
遣唐使を風刺する漢詩まで作り、流罪となり隠岐へ、
しかしその才を惜しまれ2年で呼び戻されたとか…
とにかく伝説の多い人なのです。
義妹が亡くなった時に詠まれたという
泣く涙雨と降らなむ渡り川水まさりなば帰り来るがに
(私の流す涙が雨となって降ってほしい。
三途の川の水かさが増して渡れずに、あなたが引き返してくるだろうに)
という和歌は後世の人に『篁物語』という、篁と義妹の恋の物語を描かせました。
和歌が詠まれたその背景に何があったのか、はっきりとはわからない。
その想像の余地や、短い文字数の中に込められた思いが、
いつの時代の人をも惹きつけるのだなあ…
などと高尚なことを描きながら考えていたかはわかりませんが…
あめつち、様々なものを見つめ、うたにことばに託した篁という人の
私なりのおはなしです。
読んでいただけたら、とても嬉しいです。

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Asuka

Author:Asuka
絵描き。

三重生まれ東京育ち
↓沖縄(那覇→伊江島)
↓カナダ
↓イギリス
↓東京
さて、次は…

たくさんのものに出会って、自分の中に生まれる景色を、形にしてゆきます。

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